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しわ・たるみの原因と対策
年齢とともに深くなるしわ。肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層からなりますが、しわが進行していくと、肌がそのしわを覚え、もとに戻らなくなってしまいます。 そのため早めの対策と対処が重要。ここではしわの種類や原因、対策を紹介しています。しわの原因を取り除き、若々しい肌を手に入れましょう。
主にしわは4種類に分けられます。それぞれの特徴や原因、対策、予防策を紹介します。
ちりめんじわ(小じわ)
ちりめんじわは乾燥しわとも呼ばれる、肌の表面に現れる細かいしわです。
ちりめんじわの原因
乾燥
加齢によって皮脂の量が減っていき、乾燥しやすくなる結果、肌のきめが乱れ、細かなしわに繋がります。
紫外線
強い紫外線を受けると、肌の老化が進みます。その結果、水分を保持する機能が低下してしわの発生に繋がります。
加齢
年齢を重ねると新陳代謝が下がり、肌が生まれ変わるサイクルも遅くなります。それにより、水分の保持機能が低下してしわ発生に繋がります。
ちりめんじわが表れやすい部位
目元/目尻
ちりめんじわの予防策
朝晩のスキンケアで保湿
乾燥が原因となるちりめんじわを防ぐには、朝晩のスキンケアでしっかりと保湿することが重要です。肌の角層に水分と油分が補われれば、ふっくらとしたハリがでて、しわが出にくくなります。
紫外線対策
紫外線は肌の大敵。日焼け止めや日傘でできるだけ紫外線を浴びないようにしましょう。
バランスの良い食事
コラーゲンやビタミンC、ビタミンE、セラミドが、しわの対策に有効とされています。日頃からこれらの栄養素を含む食べ物を摂るよう意識していきましょう。
ちりめんじわを改善する方法
マッサージピール | コラーゲンの生成促進作用がある薬剤を、マッサージしながら浸透させていく治療 |
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ボトックス | ボツリヌス菌が作りだす筋肉を弛緩させる作用で、筋肉をリラックスさせる治療 |
ヒアルロン酸注射 | 人間の体内に存在するヒアルロン酸と同様の成分を肌に注射する治療 |
水光注射 | 美容に使われる薬剤を皮膚に直接注入する治療 |
ハイフ | 肌の奥にあるSMAS筋膜を熱変形させて若々しい肌に導く治療 |
即効性やダウンタイムの短さを求めるなら、ヒアルロン酸注射や水光注射といった美容注射がおすすめ。メスを使わない施術なのでダウンタイムが短いだけでなく、血液に直接栄養を補給できるので即効性に期待できます。
それぞれの効果やリスクはこのサイトでも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
表情じわ
笑ったり、顔をしかめたり等、表情を作るときに形成されるしわが、素の状態でも元に戻らなくなっているしわが表情じわです。感情を表すためによく動かす部位に表れやすいです。
表情じわの原因
加齢
表情じわは、「表皮」「真皮」「皮下組織」と3層ある肌の構造の中でも、皮膚の奥の真皮層の機能低下で起こるものです。真皮層には肌のハリや弾力を保持する役割のある成分がありますが、年を重ねるにつれてその成分が減少し、皮膚を支えられなくなってしわが発生します。
乾燥
乾燥すると、皮膚の表面の角質が硬く・厚くなり、保湿機能が低下して肌のハリや弾力を保持する役割のある成分が減少。その結果しわが現れてしまいます。
表情じわが現れやすい部位
目元/目尻/額/眉間/口元
表情じわの予防策
乾燥から肌を守る
乾燥はしわの大きな原因。化粧水や保湿液など、日ごろのスキンケアでしっかりと保湿をするようにしましょう。
表情のくせを改善する
表情じわは表情によってしわが刻まれます。大きく口を開けて笑ったり、しかめっ面をしたりと、無意識のうちに癖がある方は注意が必要です。
ただし、適度に顔の表情筋を動かすことは大切です。動かさなければ徐々に筋力が衰えますので、適度に動かすようにしましょう。
表情じわの治療方法
表情じわは進行を抑制できても、改善することはなかなか難しいものです。そのため、治療を選択することも検討してみるとよいでしょう。
主な治療方法は次の2つです。
ボトックス | ボツリヌス菌が作りだす筋肉を弛緩させる作用で、筋肉をリラックスさせる治療 |
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ヒアルロン酸注射 | 人間の体内に存在するヒアルロン酸と同様の成分を肌に注射する治療 |
ボトックス・ヒアルロン酸注射はシミを改善する治療には変わりありませんが、適するしわが異なります。眉間のしわや目尻の笑いじわ、額のしわなどにはボトックスが適しているでしょう。しかし、ボトックスは一度施術するともとに戻すことが難しいもの。万が一正しくない位置や過剰に注射すると、不自然な表情になってしまう可能性もあります。
その点、ヒアルロン酸注射は修正がきくものであり、人間の肌に存在する成分を使用しているので、気軽に行うことができるでしょう。ヒアルロン酸注射の効果やリスクは下記でも紹介しているので参考にしてください。
真皮ジワ
「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層のうち、真皮層までしわが到達した深いしわのことを指します。一般的にいうしわは、この真皮じわを指すことが多いです。
真皮じわ(たるみじわ)の原因
加齢や紫外線で肌のハリが減少し、肌がたるむことで発生します。紫外線に含まれるUVAという物質が真皮層まで届きお肌にハリを与えるコラーゲンを破壊してしまいます。
また、ハリの成分であるコラーゲンは加齢によっても減るものです。何も対策をしていないと、年齢とともにしわが発生することは避けて通れないのです。
真皮じわ(たるみじわ)が表れやすい部位
目の下のくぼみ/額/口元のほうれい線/顎まで伸びるマリオネットライン/目頭から頬にかけてのゴルゴライン
真皮じわ(たるみじわ)の予防策
紫外線を受けないように日焼け止めを塗ったり、日傘をさすことを日頃意識しましょう。また、真皮じわはしわが肌のかなり奥まで達している状態なので保湿だけでは改善されません。
コラーゲンを増やす作用のある成分が配合された化粧水を取り入れることで、しわの進行を抑えることができるでしょう。
真皮じわ(たるみじわ)を改善する方法
真皮層まで到達した深いしわである真皮じわは、セルフケアでの改善がとても難しいため、美容皮膚科での治療がおすすめです。例えば下記のように治療方法があります。
ヒアルロン酸注射 | 人間の体内に存在するヒアルロン酸と同様の成分を肌に注射する治療 |
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スレッドリフト | 特殊な糸を皮膚の下に通して、リフトアップする治療 |
ハイフ | 肌の奥にあるSMAS筋膜を熱変形させて若々しい肌に導く治療 |
中でも即効性を求めるのであればヒアルロン酸注射がおすすめ。施術直後から効果を実感できるかもしれません。このサイトではヒアルロン酸注射の効果やリスクをまとめているので、ぜひ参考にしてください。