美肌の注射成分
美肌になるため、美容注射で使用されている美容成分の種類を紹介。それぞれの特徴や効果をまとめています。
美肌のために使用される注射の成分
コラーゲン
現在のところ、人間の体内には約30種類のコラーゲンが見つかっています。これらは19種類の型に分類されるのですが、美肌のために注目すべきはまず2種類。
近年、1型コラーゲンと3型コラーゲンを、しやわくぼみなど、気になる部分に直接注入していく「ベビーコラーゲン注射」が注目されています。
- 1型
体内でもっとも多く存在するコラーゲン。骨、歯、皮膚、腱などのおもな成分になっている。化粧品やサプリに利用されるのは、この型がほとんど。
- 3型
おもに臓器に含まれるコラーゲン。繊維が細く、組織に柔軟性を与える。皮膚や血管の壁にも多く存在。「ベビーコラーゲン」とも呼ばれ、肌のハリや弾力を維持する働きをもつ。
皮膚とのなじみがよく、ピンポイントで注入でき、目元や口の周り、おでこなどのしわをぼかすのに適しているようです。
従来、1型コラーゲン:3型コラーゲン=95:5だったものが、最近では、1型コラーゲン:3型コラーゲン=50:50で配合されているといわれています。
プラセンタ
動物の胎盤から抽出される成分で、豊富な栄養が含まれています。プラセンタには、ブタ、ウマ、ヒト、植物の4つの種類があります。
- ブタ
もっとも多く流通しているプラセンタ。他のプラセンタに比べて比較的リーズナブルなものが多い。厳格に定められた基準で飼育されたSPF豚のプラセンタは、不純物が混ざりにくく質が高いといわれる。
- ウマ
ブタプラセンタに含まれていない6種類の必須アミノ酸を含有。利用されるのはサラブレッドが多く、血統もはっきりしていて栄養管理もしっかりしていることから価格は比較的高価になる。
- ヒト
人間の胎盤から抽出されたプラセンタ。抽出前にHIVやB型肝炎などの血液検査を厳重に実施し、検査を通った胎盤を使用。化粧品や食品への使用は禁止され、日本では医療用でのみ使用可。
- 植物
メロンやアロエ、トウモロコシなどの植物の胎座(種の周りの果肉ではない部分。発芽が起きる部分)から抽出。アミノ酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含む。副作用の心配が少ないのが特徴的。
ヒアルロン酸
もともと体内にある成分で、水を多く保持する能力をもつ高分子。肌の保湿に関して効果を発揮しますが、年齢とともに減少していきます。
水分をとどめる役割をもっているので、肌の保湿や弾力を保ちます。
美肌(ハリ・つや・乾燥)に対する効果
保水力が高いヒアルロン酸には、肌の潤いを保って乾燥を防ぐ働きがあり、ハリや弾力のある肌をつくりだしてくれます。
肌のハリや弾力を保つことで、ツヤのあるみずみずしい肌になります。そのため、エイジングケアの成分としても人気を集めています。