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小顔効果のある注射成分

小顔やフェイスラインをすっきりさせるための注射に配合されている成分について解説しています。

BNLSの成分

顔の脂肪をすっきりさせることで、小顔に見える効果が出ることがあります。

脂肪を溶かす注射に使用されている、おもな成分をピックアップしてみました。ちなみに、こうした注射に含まれているのは、ほとんどが植物由来成分です。

植物由来成分の働き

ヒバマタ抽出物

海藻類の一種で、コラーゲンやミネラル、アミノ酸、食物繊維などを豊富に含んでいます。とくに、体内で新しい細胞をつくるために必要な働きをする酵素の成分となる亜鉛が豊富。

甲状腺ホルモンの一種であるチロキシンとトリヨードチロニンの材料になるヨウ素もたくさん含まれています。チロキシンとトリヨードチロニンは、エネルギー代謝を活発にする働きがあり、新陳代謝を促したり、成長を促進したり、脂肪を燃焼する効果があるといわれています。

チロシン

アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質の原料となるアミノ酸の一種。脂質の代謝を高める作用があります。活動エネルギーが適切に利用されるよう、循環を整えてくれ、疲労やストレスを和らげる効果もあるといわれています。そのため、うつ症状を改善する効果も期待できるのだとか。

このほか、チロシンはメラニン色素をつくることができるため、白髪の予防にも役立ちます。

脂肪燃焼作用のあるチロシンが不足すると、エネルギー代謝や循環機能の低下が起こる可能性があるといわれています。

植物由来有効成分(BNLS)についてもっと詳しく

新注目成分・デオキシコール酸

胆汁酸の一種で、アメリカFDAの承認が下りたのがデオキシコール酸です。デオキシコール酸は、脂肪を分解してグリセリンと脂肪酸にして、脂肪を水に溶ける形にする薬剤です。また、デオキシコール酸には、細胞を壊して死滅させる作用もあるといわれています。

あごの下に注射すると、「顎下脂肪」と呼ばれる脂肪の細胞膜が破壊されて、脂肪が破裂して消滅します。

治療可能部位

デオキシコール酸が配合されたBNLS neoは、あご、頬、額、まぶた、目の下の脂肪、鼻先、小鼻の厚み、口角、フェイスライン、二の腕、太もも、お尻などに注入することができます。

注入本数の目安としては、あごなら5~20本、上まぶたなら片側1本、鼻なら1~4本、ほうれい線あたりの頬なら片側で1~4本、フェイスライン片側で1~5本です。

ボツリヌストキシン(ボトックス)

ボツリヌス菌が作り出す神経毒で、筋肉の働きを抑える働きがあるといわれています。エラがはって顔が大きく見えるという場合に、小顔効果が期待できる成分です。

厚労省承認:ボトックスビスタ

しわ治療に用いられることの多いボトックスビスタですが、エラの咬筋に注入することによって咬筋を減らし、小顔効果が期待できます。

ボトックスビスタの成分はA型ボツリヌス毒素で、日本では25年以上、医薬品として使用されています。施術時間は10分前後で、治療後のダウンタイムもほとんどないのが特徴です。

ボトックスビスタの安全性

日本では2009年に厚生労働省の承認を受けている医療用医薬品。眼瞼けいれん、片側顔面けいれん、痙性斜頸(けいせいしゃけい)、小児脳性まひ患者の下肢痙縮などに伴う尖足、重度の原発性腋窩多汗症、斜視など、さまざまな疾患の治療で使用されています。

天然のタンパク質からできた毒素を分解・精製しているので、ボツリヌス菌の菌体や成分、培養液の成分などは含まれていません。

ボトックスビスタの効果

タンパク質の一種であるボトックスを注入することで筋肉の収縮を弱めていきます。とくにエラの筋肉が発達して、顔が大きく見えてしまう人におすすめ。

3~4週間ほどで少しずつ効果があらわれ、フェイスラインが徐々にすっきりしていきます。

治療可能部位

眉間、目尻、おでこ、エラ、下あご、口の上のしわ、鼻のしわ、首の横しわ、リフトアップ(フェイスライン)。頭痛や肩こり、ワキガ・多汗症の治療にも用いられることも。

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美容注射の費用と期間について

美容注射は、美容や健康に役立つ成分を、素早く体に吸収させられる治療法です。美容注射の費用相場はヒアルロン酸約4~10万円(部位による)、プラセンタ約2,000~3,000円/1回、ビタミン約5,000円、コラーゲン8~12万円、BNLS・BNLS neo2万円/1本、といわれています。また、クリニックによって費用・治療期間ともに変動しますので、一度問い合わせてみることをおすすめします。

リスク・副作用について

美容注射のうち、ヒアルロン酸注射のリスク・副作用として、内出血・腫れ・痛み・異物感・仕上がりの左右差(アバター)・アレルギー・細菌感染・血流障害などが生じる可能性があります。

プラセンタ注射のリスク・副作用として、悪寒・悪心・発熱や痛み、原材料によるアレルギー、投与方法によるショック症状などが考えられます。

また、持病をお持ちの方は、合併症などが起こる可能性が高くなる恐れもありますので、不安な点についてはクリニックへご相談ください。