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白玉注射・白玉点滴とは?効果とリスク
白玉注射は、美肌・美白、シミそばかすの予防、抗酸化作用によるエイジングケアなどを目的として、美容効果が高い“グルタチオン”と呼ばれる成分を注入する治療方法のことです。別名として、「美白注射」や「ビヨンセ注射」、「グルタチオン注射」とも呼ばれています。
このページでは白玉注射の特徴や副作用等を解説しています。
白玉注射・白玉点滴の成分
人間の体内に存在している抗酸化物質の"グルタチオン"
白玉注射・点滴の主成分は、人間の身体の細胞や器官にもともと存在している、グルタチオンと呼ばれる抗酸化物質。優れた抗酸化作用によるエイジングケアに期待できるほか、メラニンの生成を抑制する作用によるシミの改善や予防にも期待ができます。
そのほか免疫力を高める抗アレルギー作用もあり、肌荒れや皮膚炎など肌トラブルの症状を抑えて美肌に導いてくれる効果も期待できます。
30歳をピークに減少してしまう成分
体内にもともとあるグルタチオンは、30代をピークに、加齢やストレス、紫外線の影響などによりどんどん消費されてしまいます。そのため、30代以降のエイジングケアとして定期的なメンテナンスが理想とされています。
クリニックによっては治療の効果をより高めるために、主成分のグルタチオンのほかにビタミンCやトラネキサム酸などの美容成分を配合できるところもあるので気になる方は相談してみましょう。
白玉注射・白玉点滴の効果
白玉注射には、肝機能改善や生活習慣病予防など、健康面でも効果を発揮しますが、ここでは、美容面における効果について解説します。
シミやそばかすへの働き
きれいな肌の白い肌を維持するためには、体内のメラニンの生成抑制は欠かせません。シミやそばかすは、肌が新しく生まれ変わるターンオーバーのリズムが崩れてしまい、メラニンを含んでいる肌が正常に排出されず肌の変化が発生している状況です。
グルタチオンをしっかり補うことで、皮膚のメラニン色素を排出し、肌のターンオーバーが正常に戻ります。結果としてシミやそばかすを防ぐことに繋がるのです。
さらに、肌のトーンを明るくするといった体の内側からの肌改善が可能なので、透き通った美肌・美白が目指せます。
エイジングケアができる
強力な抗酸化作用のあるグルタチオンは、老化の原因となる活性酸素から肌を守ってくれます。活性酸素は、呼吸に必要な酸素から発生する物質で、身体の免疫機能を維持する一方、増え過ぎると疲労・シミ・しわの原因に繋がるものです。
白玉注射を行うことで、グルタチオンの抗酸化作用によって、活性酸素の酸化作用を抑えることが可能です。
白玉注射のココが魅力!
美白・美肌を目指す方法には、サプリメントやほかの医療機器によるものなど様々あります。ここでは数多くの手段の中でも白玉注射の魅力を解説します。
体内に直接注入できるから高い効果が期待できる
グルタチオンはサプリメントからも摂取できますが、直接体内へ注入した方が効果を期待できます。口から取り入れる場合、カプセルやタブレットが消化されてから毛細血管から吸収されるので、サプリメントに含まれているグルタチオンの容量すべてが体に取り入れられるとは限りません。
サプリメントなど口から摂取したものは主に胃で消化され腸で吸収されますが、特にグルタチオンは吸収されにくくビタミンと比較すると吸収率が低くなってしまう成分です。また腸や胃の状況によっても吸収率は変動します。
白玉注射は直接注入できるので、吸収効率が高く、かつ施術後から体内へ取り込めるまでの速度も早いのが特徴です。
肌質を選ばない
医療機器を用いる施術だと日焼けがある場合や肌質によっては治療が難しいケースもありますが、白玉注射・白玉点滴の場合は基本的に肌質や体質などに影響されにくい施術方法。
施術を希望していたけれど、自分の体質では難しいと言われてしまうといったことは、基本的にありません。
施術時間が短い
医療機器を必要とする施術では、通常30分前後の時間が必要です。しかし、白玉注射では約5分、白玉点滴では約10〜30分と短期間で施術することが可能です。
点滴は量により医療機器と同じぐらいの時間がかかりますが、顔のメイクを落として施術を受け、帰り際に再度メイクし直す時間がかかりません。準備や後処理なども含めた総合的な診療時間で考えると点滴のほうが早く終わるといえるでしょう。
白玉注射・白玉点滴は痛みを感じる?
注射や点滴の針を腕に刺す際、ちょっとした痛みを感じる場合があります。チクッと感じる程度で、過去に注射や点滴で針を通した経験があり覚えている方はそれを思い出してみると分かりやすいでしょう。
薬を注入する際の痛みもほとんどありません。筋肉注射の場合は注射した付近の細胞が引っ張られ、薬が注入されたり周囲に染みたりすることで痛みを感じます。ですが白玉注射・白玉点滴は静脈注射が一般的。静脈注射は成分がすぐ血管の中で溶けるため、注入時にも大きな痛みは感じません。
もし白玉注射中に痛みを感じたら
点滴の針が動いてしまい、痛みを感じる可能性が考えられます。正しく挿入された針がずれてしまい、血管の外からでてしまったり血管の壁に当たったりすることで発生する痛みです。
他にも点滴痛や血管痛と呼ばれるもので「浸透圧」、つまり点滴のスピードが速い場合に発生します。どちらにしても、時間が経っても違和感が取れない場合や我慢できない痛みを感じたら、遠慮せずに処置をしてくれる看護師や医師に声をかけましょう。
エリア別!白玉注射・白玉点滴ができるクリニック一覧
美白・美肌・エイジングケアに期待ができる白玉注射に力を入れているクリニックを、エリアごとにまとめました。該当するエリアにお住いの方は、ぜひチェックしてみてください。
北海道・東北・北陸・中部地方のクリニック
関東地方のクリニック
中部地方のクリニック
近畿地方のクリニック
九州・沖縄地方のクリニック
お得に白玉注射を受けるための方法
まとめた回数の割引やクーポンを利用する
継続することで効果が感じられる白玉注射・白玉点滴は、複数回分の支払でお得になる価格設定やチケットが用意されているクリニックも珍しくありません。よくある回数は3回、5回、10回などです。
また、クリニック側が用意するチケットなどではなく、クーポンサイトを活用すると通常より割引されるケースもあります。クーポンサイトやクリニックによって費用もそれぞれ異なりますが、なかには通常の半額近い価格で提供されてることもあり、タイミングによってはかなりお得に利用できる方法です。
白玉注射・白玉点滴に含まれる成分を確認する
白玉注射・白玉点滴を提供するクリニックによっては通常使われるグルタチオン以外の成分を配合しているかもしれません。例えばビタミンC点滴やαリポ酸などを含めた点滴カクテルなどです。クリニックのサイトでは詳細が書かれていないこともあるため、初回時クリニックへ相談をする際に確認してみましょう。
白玉注射・白玉点滴だけを希望する方はもちろん、複数のビタミンも含めて施術を受けて美容効果を目指す方は複数配合されたメニューのほうがお得になる場合もあります。
白玉注射・白玉点滴にかかる期間の目安
長い目で見ることが大切な施術
白玉注射・白玉点滴は短期間で終わる施術ではなく、継続することで効果が感じられる美容注射です。成分を注射で体内に注入し、体の内側から徐々に肌を改善させていくのが目的です。
施術を受けてから効果を感じ始める期間には個人差があります。早い人であれば5回~10回ぐらいが効果を感じられる目安です。
施術の受け始めこそ高頻度で通うことが効果につながる
施術の受けはじめは短い間隔で続けることが重要。クリニックで提供される量や成分の種類によっても異なりますが、最初は1週間で1回~2回ほど通うのが目安です。2ヶ月ほど続けて効果を感じてきたら、徐々に2週間に1回程度に頻度を落としても効果が続く傾向にあります。
白玉注射・白玉点滴の副作用と注意点
白玉注射・白玉点滴は、注入をする薬剤の主成分がグルタチオンという体内で作られる成分なので、体に悪影響を与えるものではありません。しかしながら、副作用が起こる可能性がゼロではないので、あらかじめ確認したうえで施術を受けるようにしましょう。
赤みや腫れ、痛み
白玉注射・白玉点滴を終えた後に針を刺した部分が少し赤くなる、または腫れや痛みが出る場合があります。これは注射の際に薬剤が血管の外に入り込んでしまった、または点滴の最中に針がずれてしまうことでも起こりえる症状です。過去に長期間の点滴を受けた経験のある方は、血管が細くなってしまい、針がずれやすくなっている場合がありますので、カウンセリングで医師へ申告しておきましょう。
内出血
主に施術終了後に起こる可能性のある症状で、針を刺した部分が内出血を起こす場合があります。少し期間がかかりますが、1週間ほどで元通りになるのが一般的。内出血は施術終了後に針を刺した部分の圧迫が足りないと起こるケースがあります。
針を刺した部分には小さなテープを貼られると思いますが、終わった後に5分程上から強く抑えることで内出血が発生する可能性を抑えられます。
白玉注射・白玉点滴を受けられない人
下記に該当する方は白玉注射・白玉点滴を受けることができません。そのほか持病によっても白玉注射・点滴を受けられない可能性があるため、不安な点があればカウンセリングで医師にしっかりと確認しておきましょう。
- 過去にグルタチオンでアレルギーがあった方
- 妊娠中・授乳中の方